あなたは「クラシックカーって自動車保険に加入できるの?」「どの保険会社を選べばいいかわからない」と思っているのではないでしょうか。
クラシックカーは、年式が古い車なため、加入できる自動車保険は限られているとされています。どんな保険を選べばいいかわからないですよね。
そこで本記事では、クラシックカー向けの自動車保険の選び方や、補償を充実にさせる方法についてお伝えしています。
この記事を読めば、クラシックカーを運転するために必要な自動車保険について、詳しく分かるでしょう。最後まで読み進めてくださいね。
Contents
クラシックカーは自動車保険に加入できるのか?

クラシックカーまたは旧車と呼ばれている、古い車は自動車保険の加入を断られたり、保険料が高くなったりしますよ。
保険会社によっては、クラシックカーの保険金を支払いきれないために、保険加入を断られるケースがあるようです。
仮に保険加入できたとしても、事故による修理にかかる費用が現代車よりも高額な分、毎月の保険料も高額になるかもしれません。
次の項目で、現代車とクラシックカーの毎月の保険料を比較して、お伝えしていきますね。
クラシックカーは毎月の保険料が高額になりやすい?

自動車保険の毎月の保険料は、以下の5つの要素によって影響されています。
- ノンフリート等級制度
- 事故有係数適用期間
- 運転者の範囲・年齢
- 車種や型式(型式別料率クラス)
- 免許証の色
クラシックカーの保険料は、上記の中でも「車種や型式(型式別料率クラス)」の部分で、大きく影響を受けますよ。
型式別料率の数字が大きいと保険料が高くなり、小さいと保険料が安くなりますよ。
車種ごとの型式別料率クラス | |||||
プリウス | ローバーミニ | GTR34 | イノチェンティミニ | ランチアデルタ | |
対人 | 3 | 1 | 1 | 7 | 1 |
対物 | 6 | 1 | 1 | 7 | 1 |
人身 | 3 | 4 | 5 | 9 | 7 |
車輛 | 9 | 4 | 14 | 9 | 10 |
型式別料率クラスは、その車の事故数や走行台数に応じて、料率が変化します。
プリウスは走行している数や事故数が多いため、古い車よりも対人・対物の料率が高いことが分かるでしょう。
反対に、古い車は修理費が高いことが予想されるため、車両保険の料率が高いことが分かりますね。
「毎月の保険料が知りたいな」という方は、インズウェブの一括無料見積もりがオススメですよ。以下の記事を参考にしてくださいね。
クラシックカーの自動車保険は、車両保険も加入した方がいいの?

クラシックカーの自動車保険の中の、車両保険は必ず加入しておいた方が良いでしょう。
車両保険はあなたの愛車を守るために必要な保険でもあり、以下のようなトラブルにも利用できますよ。
- もらい事故で相手が自動車保険に加入していなかった
- 相手の自動車保険で降りる修理費が足りない(もらい事故による)
- 当て逃げで加害者の行方が分からない
車両保険は、自分が起こしてしまった事故だけでなく、相手からもらった事故に対しても利用できる保険だと言えるでしょう。
仮に事故を起こしてしまって「今すぐ払えるお金がないな」という方は、車両保険は必ず加入しておいてくださいね。
クラシックカーに合った自動車保険の選び方を知っておこう

「じゃあ、クラシックカーに合う自動車保険ってどんな基準で選べばいいの?」と気になる方もいるかもしれません。
ここでは、クラシックカーを乗っている方や乗る予定の方むけに、最低限の条件をまとめてみました。以下の3つになりますよ。
- 車両保険の補償額は50万円以上
- ロードサービス付帯
- できるだけ大手保険会社と契約する
次の項目から、クラシックカー向けの自動車保険の選び方について、1つ1つ詳しくお伝えしていきますね。
クラシックカー向けの自動車保険の選び方①【補償額は50万円以上】

1つ目に紹介する、クラシックカー向けの自動車保険の選び方は、「車両保険の補償額が50万円以上」です。
先ほどもお伝えしましたが、クラシックカーは修理にかかる費用が現代車よりも高い傾向にあります。
万が一の事故が起きた際に、車両保険の補償額以上に修理費がかかってしまうことも予想されます。
そのためにも、クラシックカーの修理費を全額補填できるような車両保険の補償内容にしておきましょう。
最低でも50万円以上の車両保険に加入しておき、可能であれば、車両本体価格と同額の補償金額にしておいてくださいね。
クラシックカー向けの自動車保険の選び方②【ロードサービス付帯】

2つ目に紹介する、クラシックカー向けの自動車保険の選び方は、「ロードサービスが付帯されているか」です。
クラシックカーはこまめなメンテナンスを行なっていたとしても、予期せぬエンジントラブルが起きてしまう場合があります。
そのため、トラブルが起きて自走不可能な時でも、すぐに対応できるように、ロードサービスが付帯されている自動車保険を選んでくださいね。
また、このあと紹介する「JAF」と併用することで、より柔軟かつ迅速に対応できるようになるんですよ。後ほど詳しくお伝えしていきますね。
クラシックカー向けの自動車保険の選び方③【大手保険会社と契約】

3つ目に紹介する、クラシックカー向けの自動車保険の選び方は、「大手保険会社かどうか」な部分ですよ。
クラシックカーの車両保険の補償金額や、トラブル対応の早さは、大手保険会社の方が柔軟に対応してくれる傾向にありますよ。
確かに、中小の保険会社だと保険料が安く、毎月の維持費の節約ができるかもしれません。
しかし、トラブルが起きた際に十分な補償金額が出なかったり、対応のスピードが満足いかなかったりするケースがありますよ。
「大事な車だから、修理費はしっかりと出してもらいたいな」という方は、大手保険会社に加入することをオススメしますよ。
より十分な補償にするために「JAF」に加入しよう

「自動車保険の補償をもっと安心できるようなものにしたい」という方は、「JAF」に加入しておくことをオススメしますよ。
自動車保険のなかにはロードサービスが付帯されていないものが、いくつかありますが、JAFに加入すれば無料無制限でロードサービスが利用可能です。
そのうえ、自動車保険では対応していないトラブルに対しても無料で対応してくれるため、より充実した補償にアップグレードできるでしょう。
「バッテリー上がりを保険会社に依頼したら、お金を取られてしまった」このような場合、JAFであれば工賃無料で作業してくれるんです。
JAFについて、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
【まとめ】自動車保険ごとに相見積もりしてみよう

本記事では、クラシックカーの自動車保険について、3つの選び方や補償を充実にする方法をお伝えしてきました。
クラシックカーは現存台数が少なく、減少傾向にあるため、大切に保管したり運転したりすることが求められています。
しかし、どんなに大切にしていたとしても、ほかの人からもらう事故は避けられません。
クラシックカーを長く乗るためにも、自動車保険はトラブルに対応できる充実したものを選んでみてくださいね。
「自分の車はどの自動車保険に加入できるのかな?」と知りたい方は、ぜひ併せて以下の記事をご覧くださいね。