旧車を運転しているときに「修理が必要になったとき、どこへ頼めばいいんだろう?」と、気になることはありませんか。
一般的に車を修理に出すときは、ディーラーやカーショップ、家の近くの整備工場へ頼むことが多いでしょう。
そこで今回は、「旧車の修理が必要になったときに頼れる店舗や修理内容」について解説しています。万が一修理が必要になったときの対処法についても触れています。
旧車を修理に出せるお店を見つけておけば、事故や突然のトラブルに対応してもらえるため、安心して運転ができるでしょう。ぜひ、最後まで読んで参考にしてください。
Contents
旧車の修理が必要になる原因
旧車は、20年以上前に製造の終了しているものがあり、部品やパーツの性能の落ちたものが混じっていることがあります。
旧車は、日常的に点検がされていないと、修理の頻度も高くなるでしょう。車を保管している場所によっては、気候や湿気の影響を受けやすく、知らないうちに錆びることもあります。
長い期間、車を運転しないときでも、ときどき車を動かしたり点検をしたりして旧車の状態を確認することが必要です。
どの車にも言えることですが、運転中に事故に遭って修理が必要になることもあります。旧車は、少しの衝撃でも傷や破損の原因になるため、さらに修理をする可能性が高くなりますね。
旧車はどこで修理を依頼するべき?
旧車の事故や故障が原因で修理を依頼するときは、以下のような店舗に車を持ち込む方法がありますよ。
- 販売店・購入先
- 自宅近くの整備工場
- カーショップ
まずは、購入先の店舗に問い合わせをして、対応できるかどうか確認してみてください。
自宅近くに、レストアのできる整備工場があれば相談してみても良いでしょう。旧車が扱える整備士なら、経験や知識が豊富なため、どれくらいの頻度で部品を交換するべきか相談に乗ってもらえます。
所有者の予算にあわせたプランを提案してもらえることもありますので、長くお世話になりたいと考える方にオススメです。
一般的なカーショップで費用を抑えたいと考えるかもしれませんが、対応できる整備士が少なく、断られてしまうこともあります。
旧車の修理のおもな費用は部品代と工賃
一般的に故障や事故で修理をするときには、新しい部品やパーツが必要になります。前述したように、旧車は、20年以上前に生産されていたものもあります。
ですから、部品の製造も終了してしまい、手に入りにくい車種もあるでしょう。希少価値がついているパーツや部品は、高値で取引されることもあります。
交換するパーツによって値段も変わりますので、費用が高くなることを覚悟しておいた方が良いでしょう。
また、旧車を扱える整備士も減少していることから、工賃が高くなるおそれもあります。車両保険をかけている場合でも、補償額より修理代が上回ってしまうケースもみられます。
旧車を修理する方法は、レストアとオーバーホールがある
旧車を修理するときは、部品やパーツを交換するだけで済む場合もありますが、事故の大きさや点検の結果によっては大幅な修理が必要な場合もあります。
旧車を修理する方法は、レストアやオーバーホールがあります。オーバーホールは、分解修理をすることで、エンジンなどを外し、分解・洗浄することで本来の部品の機能を回復させることです。
レストアは、古くなった車のボディを活用しつつ、新しい部品を使って復元することです。旧車が動かなくなってしまった場合に利用される方法で、ボディの錆を落としたり板金塗装をしたりすることもあります。
レストアもオーバーホールも、車の状態や部品が必要な箇所によって値段が大幅に変わってしまいます。まだ使えそうな部品をそのまま使うこともできますので、一度相談してみてください。
旧車の修理にかかる時間
旧車の修理は、パーツ交換程度なら数時間で済むでしょう。オーバーホールなどの大がかりな修理になると数日、長くなると1か月程度かかることもあります。
もちろん、事故車の場合、損傷具合によってかかる期間は変わってしまいます。
また、持ち込む場所によって技術や経験が違うため、作業時間に差が出てしまうことも事実です。
部品やパーツの取り寄せに数日かかることも考えられますよ。
日常的に旧車を運転している方は、代車の利用も検討し、見積もりを取り作業時間がどれくらいかかるのか確認しておくことをオススメします。
旧車の修理で板金塗装が必要なとき
先に述べたように、修理では板金塗装の必要な場合があります。旧車は、知らないうちに錆びが進んでいることもあるからです。
事故でできた傷を放置してしまうと、錆びで車両自体が傷んでしまいます。小さな傷でも錆びが広がる原因になるので、早めに直しておきましょう。
また、錆びがうまく落とせないまま塗装していると内側で錆びが広がる場合もあり、再び板金塗装をする可能性が高くなります。
ボディの塗装や錆び落としには、数十万程度、傷みの程度や範囲によっては百万近くかかることもあります。
小さな錆びであれば、自分で補修することができますよ。以下の錆転換剤を使って、錆びを止めてみましょう。
|
修理する前に気をつけておきたいこと
前述したように、旧車を修理に出すには、旧車・輸入車専門店に任せることがオススメです。
知識や経験が少ない整備士では、修理に時間がかかったり断られたりします。専門店でも、工賃やパーツ代の値段がやたら高いお店もあるようです。
修理する前には整備士と相談をして、自分の話を聞いてくれる店舗かどうかを見極めることが大切です。
修理内容や価格は店舗によって異なります。複数店舗で見積もりを取り、詳しい修理内容の説明がしてもらえる店舗を選びましょう。
突然のトラブルに慌てないように、普段から愛車の状態がわかる、かかりつけの整備士を見つけておきましょう。
旧車の修理費用を節約するなら「こまめなメンテナンス」をしよう
旧車の修理費用を抑えるためには、日頃からこまめなメンテナンスを行うことが大事です。
旧車は一般の車と比べてオイル交換の頻度が多く、点検の回数も増えてきます。
運転する前には日頃から点検をしておき、傷みがすすんだ消耗品は、故障する前にあらかじめ交換しておくと故障や修理をする回数は少なくなるでしょう。
また、急発進や急ブレーキなど車に負担を与える操作は控え、安全運転を心がけてください。
万が一、運転中にトラブルが起きたら…?
日頃から点検をしていても、旧車は突然トラブルが起きる場合もあります。日頃から整備士と話をして簡単な整備の方法を尋ねておくと、トラブルに備えられますよ。
また、いつでも相談できるように店舗の連絡先や保険会社、JAFの連絡先などを車に控えておいてください。
自分で簡単な整備ができるようになれば、工具や備品を車に積んでおくこともオススメです。
修理の幅が広いとすべて交換する必要があります。見た目だけでなくエンジンなどの内部の傷みがひどいケースでは、レストアをすることも視野に入れておいた方が良いかもしれません。
万が一、事故や故障で車が動かなくなったときは、JAFを利用する方法があります。以下の記事に、JAFについて詳しく紹介していますので、ぜひ、ご覧ください。
自動車保険で、旧車の事故修理にも備えておこう
旧車は年式が古い車のため、「加入している保険で修理費を補填できるのかな?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
保険会社によっては、下りる保険金が少なかったり、そもそも加入を断られたりする場合がありますよ。
そのためにも、自動車保険の相見積もりを行なっておくと、あなたの車にピッタリな保険が見つかるでしょう。
自動車保険の相見積もりをするなら、最大21社の一括見積もりが可能な「インズウェブ」がオススメで、最短3分で見積もりできますよ。
利用者の中には、最大50,000円以上の保険料節約ができた方もいるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
以下の記事では、インズウェブの特徴について詳しくお伝えしています。併せてご覧くださいね。
【まとめ】旧車の修理は信頼できる整備店に依頼しよう
この記事では、旧車の修理が必要になるタイミングや修理の内容について解説しました。旧車は、少しの衝撃にも弱く傷が付いたり破損したりする可能性が高くなります。
傷が付いたボディを放置すると小さな傷からでも錆びが広がることもあり、傷が大きくなると作業時間や費用がかかります。
修理費用を抑えるためにもこまめに点検を行い、無理な運転は控えましょう。修理が必要になる前に、信頼できる店舗を見つけておくことが大切です。
また、万が一事故で修理が必要になったときのために自動車保険に加入することも検討してください。もしものために備えておき、大切な車を守ってあげましょう。
- 旧車は加入できる?車両保険に入るときのポイント5選!
- 旧車の盗難対策3選!旧車は盗難されやすい?理由を知って対処しよう
- 旧車にかかる車検費用3選!車検費用が高くなる理由を解説
- 旧車にかかる維持費を5つ解説!費用を抑えるポイントとは
- 旧車にかかる税金はいくら?準備しておきたい費用を解説