「外車にも軽自動車ってあるのかな?」「軽自動車の外車があるから乗ってみたい」と思う方もいるのではないでしょうか。
日本ではよく見かける軽自動車ですが、海外ではどのようになっているのか気になりますよね。
外車の軽自動車を検討する際は、車両ごとの仕様や特徴などを理解しておくことが大切です。
この記事では、外車の軽自動車についてお伝えします。あわせて、国内で購入できる外車の軽自動車も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
【外車の軽自動車は珍しい?】日本特有の文化

一見「外車の軽自動車」と聞くと違和感がないように感じられるかもしれませんが、実は一般的ではありません。
国内における”軽自動車の規格”は、日本独自の基準となっており、その条件に該当する車を軽自動車として登録できるからです。
海外には日本のような軽自動車規格がないため、国内で購入できる外車の軽自動車は、それほど多くありません。
コンパクトな外車が欲しい場合は、軽自動車だけではなく、コンパクトカーまで選択肢を広げて検討するのがオススメです。
軽自動車の規格について

日本の軽自動車は、エンジン排気量や車両サイズなど、さまざまな条件が法律で定められています。現在の日本での軽自動車の規格は、主に以下のとおりです。
- 排気量660cc以下
- 全長3.4m以下
- 幅1.48m以下
- 高さ2.0m以下
軽自動車として販売されている車両は、すべて上記の条件を満たしており、これらの基準をクリアした車が軽自動車として登録できます。
そのため、これらの”軽自動車規格”に合致しない外車は、見た目がコンパクトであっても軽自動車登録はできません。
外車の軽自動車3選
日本国内で所有できる外車の軽自動車の種類は、それほど多くありません。
一方で、希少ながらも魅力的な外車の軽自動車もあります。ここでは、そんな海外の軽自動車の中から3つ紹介します。ラインナップは、以下のとおりです。
- スマートK
- フィアット126
- ケータハム セブン170
いずれの自動車も素敵なため、ぜひチェックしてみてください。次項から、それぞれの特徴を確認してみましょう。
外車の軽自動車①コンパクトでかわいい見た目【スマートK】
はじめに紹介する外車の軽自動車は、コンパクトで見た目がかわいいのが特徴の「スマートK」です。
スマートKは、ダイムラークライスラー日本によって、2001年に発売されました。乗車定員2名の極めてコンパクトでシンプルなデザインが特徴的です。
一方、コンパクトなボディにもかかわらず、2人で乗る際もゆったりと余裕のある室内空間となっています。
コンパクトで小回りのきくスマートKは、長年たくさんの方に支持されました。現在は生産終了となっているため、基本的には中古の現存車両のみになります。
【スマートK】※2004年4月モデル | 詳細スペック |
排気量 | 598cc |
定員 | 2名 |
燃費 | 19.0km/ℓ |
重量 | 750kg |
サイズ(全長×幅×高さ) | 2540×1470×1550mm |
外車の軽自動車②多くのファンに愛された【フィアット126】
2つ目に紹介するのは、コンパクトなサイズと見た目の可愛らしさから、多くのファンに愛されてきた「フィアット126」です。
かつて、フィアット126はイタリアの自動車メーカー”フィアット”によって製造されていました。
どこか懐かしくてレトロな雰囲気は、まるでアニメの世界から飛び出してきたかのような印象を受けます。
なお、現在は生産が終了されており、中古の流通もほとんどないため、入手は困難な状況となっています。
【フィアット126】 | 詳細スペック |
排気量 | 594cc |
定員 | 4名 |
燃費 | 不明 |
重量 | 595kg |
サイズ(全長×幅×高さ) | 3054×1377×1335mm |
外車の軽自動車③クラシックな見た目が魅力【ケータハム セブン170】

最後に紹介するのは、クラシックな見た目が魅力の「ケータハムセブン170」です。
ケータハムセブン170は、イギリスの自動車メーカー”ケータハム”が販売する軽自動車です。2021年、ケータハムセブン160の後継モデルとして発売されました。
ケータハムの特徴は、その見た目と軽量な車体から生まれるスポーティな走りです。運転を最大限に楽しみたい方のニーズを叶えてくれるでしょう。
なお、今回お伝えした海外の軽自動車の中で唯一、現在も生産されている車両になります。海外の軽自動車を新車で購入したい方は、ケータハムセブン170を検討してみると良いでしょう。
【ケータハム セブン170】 | 詳細スペック |
排気量 | 658cc |
定員 | 2名 |
燃費 | 20.7km/ℓ |
重量 | 440kg |
サイズ(全長×幅×高さ) | 3100×1470×1090mm |
以下の記事では、ケータハムについて詳しく解説しています。ケータハムの購入方法や注意点、維持費なども紹介していますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
ちなみに2023年5月、ケータハムはスーパーセブンのEV版コンセプトを発表されていたので、今後の詳細について注目しておくことをオススメしますよ。
現行で購入できる外車の軽自動車

主に、現在も購入できる外車の軽自動車は、今回お伝えした3種類になります。
とくに「スマートK」「フィアット126」は、生産が終了されているため、市場に流通している車両のみになると考えて良いでしょう。
一方で、ケータハムセブンは現在も生産されており、2021年にはモデルチェンジがおこなわれました。
これから海外の軽自動車を購入する際は、まずはケータハムセブンを候補に検討してみると良いかもしれませんね。
このような車が欲しい人の中には「珍しい車に乗りたいけど、購入するのは難しい…」と考える方もいるでしょう。
そんな方には、珍しい車や高級車が必要な時だけレンタルできる、カーシェアリングサービス”Anyca(エニカ)”がオススメです。
下記の記事では、Anyaca(エニカ)の特徴を解説していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
外車の軽自動車を購入する際の注意点

外車の軽自動車を購入する際は、いくつか気をつけなければいけない点があります。
購入後に後悔しないためにも、注意点について理解しておくことが重要です。主な内容を以下で確認してみましょう。
- 故障した際の部品はどうなるのか確認しておく
- 車両の仕様について把握しておく
- 信頼できる販売店を選ぶ
外車を購入する場合、部品の入手が可能なのかを確認しておくことが重要です。また、故障した際の修理費やパーツの相場などを、ある程度把握しておくと良いでしょう。
加えて、信頼できる販売店を選んでおくと、アフターサービスや保証の面で安心です。外車を検討の際は、これらの点を参考にしてみてくださいね。
外車を検討する方の中には、ローバーミニやミニクーパーに興味を持つ方がいるかもしれません。
下記の記事では、ローバーミニが欲しい方に対して、さまざまな視点からアドバイスをお伝えしています。ぜひ、あわせてご覧ください。
外車の軽自動車が欲しい場合はコンパクトカーもオススメ

前述のとおり、外車の軽自動車が欲しいと思った場合でも、選択肢がほとんどないのが実情です。
そのため「ケータハムセブン」以外の外車が欲しい場合は、コンパクトカーも視野に入れた上で検討すると良いでしょう。
普通自動車の扱いになってしまうものの、選択の幅が広がるため、好みの車が見つかるかもしれませんよ。
また、その際も燃料仕様や部品入手の難易度などを確認した上で、信頼できる店舗に相談するのがオススメです。
【まとめ】外車の軽自動車は珍しいのが実情…コンパクトカーも視野に入れて検討してみよう

この記事では、外車の軽自動車の事情や国内で購入できる車種を紹介しました。
現状、国内で購入できる海外の軽自動車の選択肢はほとんどありません。一方で「ケータハムセブン170」は、現在も生産が続いており新車での購入も可能です。
もし、外車の軽自動車の購入を考えている場合は、まずはケータハムセブン170を検討してみると良いでしょう。可能な場合は、コンパクトカーまで選択肢を広げてみるのもオススメです。
いずれのケースでも、外車を購入する場合は、事前に車両仕様についてよく調べた上で、自身のライフスタイルに合うものを探してみてくださいね。
また、外車が欲しい方の中で、とくにローバーミニに興味がある方は、ぜひ下記の記事を参考にしてみてください。ローバーミニの選び方やオススメの年式などについて解説しています。
