あなたは「旧車に乗りたいけど維持し続けることができないと聞いたけど本当なの?」と気になっているのではないでしょうか。
旧車は現代車に比べて、車両構造が古く、メンテナンスの頻度も多いため、泣く泣く手放してしまう方が少なくありません。しかし、理由が分かれば対策ができるんです。
本記事では、旧車を維持し続けることができない理由7つや、長く乗り続けるコツについてお伝えしています。
この記事を読めば、旧車に長く乗り続けるために必要なことが分かり、すぐに実践できるでしょう。ぜひ読み進めてくださいね。
旧車を維持し続けることができない理由
- 維持費が高くて払えなくなる
- 直せるお店がない
- 故障・修理の回数が多い
- メンテナンスの手間がかかる
- 保管場所が限られる
- 普段使いしにくい
- ライフスタイルが変わる
Contents
旧車を維持することができない理由①【維持費が高くて払えなくなる】
まず始めにお伝えする、旧車を維持し続けることができない理由は、「維持費が高くて払えなくなる」ところですよ。
現代車に比べて旧車は、年間当たりの維持費が高い傾向にあり、主に以下の4つの部分で、費用負担が大きいですよ。
- 自動車にかかる税金
- 車検代
- パーツ代や修理費用
- 自動車保険料(車両保険料)
旧車にかかる税金
そもそも自動車は、製造から13年で約154%、18年で約169%の税金が重課されるんですよ。
また、エコカーと比較すると、およそ半額以上の納税額が変わることも分かっているんです。
「購入した時にどのくらいの税金が毎年かかるのか分からなかったな」という方が、納税するたびに維持費が高いなと感じる点でもあるでしょう。
旧車にかかる車検代
新車登録時には3年後に1度、2回目の車検から2年に1度の法定整備が義務付けられています。
旧車も2年に1度の車検が必要になっていますが、公道では違反になってしまうような故障個所の修理がたびたび起きてしまうこともあるでしょう。
現代車よりも車両構造が古く、不具合が出てしまう可能性もあるんですよ。
ちなみに、筆者は97年式クラシックミニを所有しており、2年に1度の車検で25万円かかっています。
旧車のパーツ代や修理費
旧車を所有していると、予期せぬタイミングでエンジントラブルなどに遭ってしまうこともあるでしょう。
そのたびにパーツ交換や修理費用がかかり、費用負担が増えるでしょう。
「足回りの修理で20万円以上かかると言われた」といった場面で、維持し続けることができずに泣く泣く手放すことも少なくありません。
旧車を所有するうえで、常に修理やパーツ交換をする可能性があることを覚えておけば、先取り貯金などをして対策ができるかもしれませんよ。
自動車保険料(車両保険料)
旧車は事故に遭ったときにかかる修理費用が、現代車よりも高額になる可能性がありますよ。
そのため、車両保険で降りる金額を充実したものにするために、毎月の保険料が高くなるでしょう。
あなたの希望の旧車は、どのくらいの保険料になるのか調べたい方は、複数社で一括見積もりができるインズウェブを利用してみてくださいね。
旧車を維持することができない理由②【直せるお店がない】
続いてお伝えする、旧車を維持し続けることができない理由は、「近くに直せるお店がない」ところですよ。
旧車を所有する方の中には、車両の整備やメンテナンスに慣れていない方もいるでしょう。
また、重大な故障を見つけてくれるプロがいないため、甚大なエンジントラブルが起きて止まってしまうこともあるんですよ。
旧車に乗るなら、あなたの近くにかかりつけの専門店があるか探してから、所有するようにしてみてくださいね。
旧車を維持することができない理由③【故障・修理の回数が多い】
3つ目にお伝えする、旧車を維持し続けることができない理由は、「故障・修理の回数が多い」ところでしょう。
何度もお伝えしていますが、旧車は現代車よりもパーツや車両構造の中で少なからず劣化している部分があるかもしれません。
そのため、「こないだ修理したのに、今度は別のところが壊れてしまった」なんてことも起きるでしょう。
場合によっては、旧車よりも代車に乗っている時間の方が多くなることもあるかもしれませんよ。
旧車を維持することができない理由④【メンテナンスの手間がかかる】
4つ目にお伝えする、旧車を維持し続けることができない理由は、「メンテナンスの手間がかかる」ところですよ。
旧車は定期的なメンテナンスを行なうことが、維持し続けるうえで欠かせないことです。
「いつも手間がかかってめんどくさいから、今回はやらなくていいかな」と思ってしまうと、すぐにトラブルが起きて後悔しかねませんよ。
現代車よりもオイルエレメント交換の頻度が多い
旧車のメンテナンスで手間がかかる部分として、「オイル・エレメント交換」が代表に上げられるでしょう。
現代車は1~2年に1回のオイル・エレメント交換が推奨されていますが、旧車の場合は半年に1回の交換が推奨されていますよ。
専門店で依頼する手間や、自分で交換するときの作業時間がかかることが予想されるでしょう。
冷却水の量をこまめにチェック
旧車は現代車よりも、排熱が上手に行なえない車両があり、夏場のオーバーヒートへの心配をする必要がありますよ。
排熱の役割をする冷却水は、1か月に1度のチェックを行い、漏れがないかこまめにみておくとトラブルを未然に防げるでしょう。
旧車を維持することができない理由⑤【保管場所が限られる】
5つ目にお伝えする、旧車を維持し続けることができない理由は、「保管場所が限られている」ところですよ。
旧車を維持するうえで、青空駐車はもちろん可能になりますが、長く乗り続けるなら以下の3つの保管場所にすることをオススメしますよ。
- ガレージや車庫
- カーポート
- コンクリートの地面
「屋根なしの駐車場にしていたら、塗装面が白く粉吹いてきた」といった場合、紫外線や雨の影響によってチョーキング現象が起きているかもしれません。
1つの車に乗り続けるなら、旧車の保管場所にこだわって、車両状態を現状維持できるようにしてみてくださいね。
旧車を維持することができない理由⑥【普段使いしにくい】
6つ目にお伝えする、旧車を維持し続けることができない理由は、「普段使いしにくい」ところでしょう。
車好きの中には旧車を普段使いしている方も多くいるため、「セカンドカーじゃなくてメインカーにしようかな」と考えるかもしれません。
しかし、実際に乗ってみないと分からない部分があり、現実と理想のギャップから手放してしまう方もいるんですよ。
燃費が現代車よりもやや悪い
旧車は現代車よりも燃費がやや悪く、日常的に使うと燃料費ががかかるかもしれませんよ。
旧車によっては、高排気量な車両だとリッター5㎞なども考えられますので、ガソリン代がかかると覚えておきましょう。
エンジン音が近隣とのトラブルになりやすい
旧車はエンジンの構造や、マフラーの形状などによって、エンジン音が大きいことが考えられますよ。
暖機運転をするためにアイドリングをしていると、もしかすると近隣とのトラブルになりかねません。
「エンジン音がうるさいからどうにかしてほしい」と近所の方から言われないように、迷惑がかからないか考えてみてくださいね。
長距離運転は体への負担が大きい
旧車で長距離運転をするときは、腰痛防止などの運転疲れを軽減してくれるアイテムを使うことをオススメしますよ。
旧車は、足回りの構造が現代車よりも固めに設定されているため、地面からの衝撃がダイレクトに伝わってしまうんですよ。
旧車を維持することができない理由⑦【ライフスタイルが変わる】
最後にお伝えする、旧車を維持し続けることができない理由は、「オーナーのライフスタイルが変わる」ことです。
旧車は、「ライフスタイルの変化」によって、結婚や出産を機に手放してしまう方がいるんですよ。
ライフスタイルが変われば、旧車を維持し続けることが難しくなり、乗り続けられないでしょう。
ただし、維持費を抑える方法を知っておけば、金銭面の負担を減らして乗り続けることができるんですよ。後ほど詳しくお伝えしていきますね。
旧車の年間維持費を60万円以上を抑える方法
旧車の年間維持費を抑える方法を知っておけば、乗り続けられるかもしれませんよ。
旧車にかかる維持費は年間20万円以上と言われており、以下の節約方法を利用すれば、トータル60万円以上の費用まで抑えられますよ。
旧車の維持費節約方法7つ
- 自動車保険の見直し
- 駐車場の料金を見直す
- セルフメンテナンスをする
- 自宅のスペースを貸し出す
- 車両をシェアリングする
- ソーラーカーポートを導入する
- 定期的に専門店でメンテナンス
「旧車を何とかして手放したくないな」という方は、1つでもいいので節約方法を使ってみてくださいね。以下の記事を参考にしましょう。
【まとめ】旧車は長く楽しく乗り続けよう
本記事では、旧車を維持し続けることができない理由7つと、維持費を抑える方法についてお伝えしていきますね。
旧車は「手間がかかる」「維持費が高い」「乗り心地が悪い」とネガティブなことが出てきますが、悪いところが見えなくなるような悪魔的な魅力があるでしょう。
乗っているだけでその人のアイデンティティができたり、いつもの通勤が特別なものになったりしますよ。
ぜひ今回紹介した、維持費を抑える方法を利用して、素敵なクラシックカーライフを送ってくださいね。