車の買い替えや新車の購入を検討している方の中には「旧車っぽい車が欲しい」「レトロな見た目の車に興味がある」と考える方もいるのではないでしょうか。
街中を優雅に走るレトロカーを見て心惹かれたり「あんな車に乗れたら楽しいだろうなぁ」なんて思ったりする瞬間がありますよね。
とはいえ、外車や中古車を購入することに躊躇してしまう方もいるかもしれません。実は、国産車にも旧車やレトロカーを彷彿とさせる車があるんですよ。
この記事では、現在も新車での購入が可能な、旧車っぽい国産車を5つ紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
旧車っぽい新車が欲しい!「昔の車がおしゃれに見えるのはなぜ?」
旧車は、幅広い世代から根強い人気があり、その魅力に心を掴まれる愛好家が多いのも事実です。
旧車に心が惹かれるのには、さまざまな理由があります。例えば、現代の車は効率や機能を重視する一方で、旧車には現代車とは異なる美学が感じられます。
クラシカルなデザインやノスタルジックな雰囲気に、愛着を抱く方は少なくないでしょう。
このように、心地よさや懐かしさを感じさせる見た目がおしゃれさにつながっており、多くの方から愛される理由となっています。
人気の旧車っぽい新車5選
一般的に、製造からある程度の年月が過ぎた車を旧車と呼びます。そのため、旧車を購入する場合は、そのほとんどが中古車なのが実情です。
一方で、現代にも旧車っぽいフォルムで製造される新車が存在します。現代の技術と安全性を維持しながら、クラシカルなデザインを実現しているのが特徴です。
これから、旧車っぽい見た目の車の中から、人気の車種を5つ紹介します。主なラインナップは以下のとおりです。
- キャスト(ダイハツ)
- キャンバス(ダイハツ)
- N-ONE(ホンダ)
- Lapin(スズキ)
- ビュートストーリー(ミツオカ)
次項から、それぞれの車の特徴を確認してみましょう。(※それぞれの写真はイメージ画像です。)
人気の旧車っぽい新車①MINIクーパーを彷彿とさせる【キャスト】
はじめに紹介する人気の旧車っぽい新車は、MINIクーパーを彷彿とさせる「キャスト」です。
ダイハツのキャストは、当時のMINIクーパーのクラシックなデザインを現代に蘇らせたかのような一台となっています。
丸みを帯びたフォルムと大きなヘッドライトが特徴的で、レトロな雰囲気を漂わせながらも、最新の技術を搭載しています。
旧車の雰囲気を楽しみつつも、現代技術による利便性や快適なドライブを両立させたい方にピッタリの自動車です。
【キャスト】※X(2017年モデル) | 詳細スペック |
新車参考価格 | 124万円 |
燃費 | 30.0km/ℓ ※JC08モード |
排気量 | 658cc |
定員 | 4名 |
車両サイズ(全長×幅×高さ) | 3,395×1,475×1,600(mm) |
キャストを見て「MINIクーパーっぽさ」を感じる方も多いのではないでしょうか。ところで”クーパー”の名称が、実はグレード名だということをご存知ですか?
下記の記事では、MINIクーパーの歴史や名前の由来について解説しています。ぜひ、あわせてご覧ください。
人気の旧車っぽい新車②まるでワーゲンバス?【キャンバス】
続いて紹介する人気の旧車っぽい新車は”まるでワーゲンバス”と評されることも多い「キャンバス」です。
レトロなデザインとツートンカラーのボディが特徴で、その見た目は街中でもひときわ目を引きます。
また、キャンバスの魅力は見た目だけではありません。広々とした車内空間は、日常使いからアウトドアレジャーまで、幅広いニーズに対応してくれます。
レトロなワーゲンバスの雰囲気を彷彿とさせる一方で、現代のライフスタイルに合わせた設計になっているのがキャンバスの魅力です。
【キャンバス】※ストライプスX(2022年モデル) | 詳細スペック |
新車参考価格 | 149万円 |
燃費 | 25.7km/ℓ ※JC08モード |
排気量 | 658cc |
定員 | 4名 |
車両サイズ(全長×幅×高さ) | 3,395×1,475×1,655(mm) |
人気の旧車っぽい新車③シンプルで飽きがこない【N-ONE】
3つ目に紹介する人気の旧車っぽい新車は、シンプルで飽きが来ない「N-ONE」です。
ホンダのN-ONEは、シンプルながらもどこか懐かしさを感じさせるデザインが魅力の自動車です。
初代N360をイメージさせるフロントフェイスと丸目のヘッドライトが印象的で、新しさとレトロさを兼ね備えています。
また、燃費性能にも優れており、環境にも経済的にも優しいのがN-ONEのポイント。シンプルかつレトロな自動車を楽しみたい方にオススメの一台です。
【N-ONE】※Original(2023年モデル) | 詳細スペック |
新車参考価格 | 166万円 |
燃費 | 28.8km/ℓ ※JC08モード |
排気量 | 658cc |
定員 | 4名 |
車両サイズ(全長×幅×高さ) | 3,395×1,475×1,545(mm) |
人気の旧車っぽい新車④レトロでかわいい見た目【Lapin】
4つ目に紹介する人気の旧車っぽい新車は、レトロでかわいい見た目の「Lapin」です。
スズキのLapinは、その名前のとおり、うさぎのような可愛らしいデザインが特徴の車です。丸みを帯びたボディと愛嬌のあるフロントマスクは、一目見ただけで心を掴まれるでしょう。
可愛い見た目ながらも、内装は現代的で機能性にも優れています。とくに女性からの人気が高く、操作性や視界の良さも支持される理由の一つです。
旧車のような魅力を持ちながらも、かわいさと利便性を兼ね備えた車に乗りたい方にピッタリの一台です。
【Lapin】※G(2023年モデル) | 詳細スペック |
新車参考価格 | 132万円 |
燃費 | 31.4km/ℓ ※JC08モード |
排気量 | 658cc |
定員 | 4名 |
車両サイズ(全長×幅×高さ) | 3,395×1,475×1,525(mm) |
人気の旧車っぽい新車⑤クラシックな見た目が印象的【ビュートストーリー】
最後に紹介する人気の旧車っぽい新車は、クラシックな見た目が印象的な「ビュートストーリー」です。
光岡自動車のビュートストーリーは、英国のクラシックカーを彷彿とさせるデザインが特徴の車です。流れるような美しいボディラインと、クロムメッキのパーツが”異国レトロ”の雰囲気を醸し出しています。
その他、内装も高級感のある仕上がりとなっており、メーター部やシートなど、細部にまでこだわって作られているのが特徴です。
まるで、過去の名車に乗っているかのようなドライブを、ビュートストーリーで体験してみてはいかがでしょうか。
【ビューとストーリー】※HYBRID DX(2023年モデル) | 詳細スペック |
新車参考価格 | 413万円 |
燃料 | ハイブリッド |
排気量 | 1,490cc |
定員 | 5名 |
車両サイズ(全長×幅×高さ) | 4,090×1,695×1,495(mm) |
クラシックカーに乗りたいと思っている方の中には「クラシックカーに興味はあるものの、どこで車を購入して良いかわからない…」と考える方もいるでしょう。
そこで、下記の記事ではクラシックカー販売サイトの中からオススメの店舗を7つ紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
旧車っぽい新車を選ぶ際のポイント
旧車っぽい新車を選ぶ際は、いくつか注意したいポイントがあります。主な内容は、以下の3点です。
- 実用性
- 維持費
- 操作性
デザインだけではなく、利便性や快適性についても検討する必要があります。日常使用に不便を感じてしまった場合、車への愛着が薄れてしまうかもしれません。
その他、燃費性能や維持費も重要なポイントです。経済的に無理のない範囲で購入・維持できる車を検討するようにしましょう。
また、安全にドライブを楽しむためにも、自身にとって運転しやすい車を選ぶのも大切です。車両サイズや運転時の視認性など、試乗をおこなった上で検討してみましょう。
旧車っぽい新車を検討する際の注意点
旧車っぽい新車を購入する際は、いくつか注意しなければいけない点があります。
まずは、ライフスタイルをよくイメージした上で、車両を検討しなければいけません。外観だけではなく、内装空間や操作性、収納スペースなどの確認も必要です。
その他、カスタマイズ性が高い車の場合は、追加オプションについても注意が必要です。あれもこれもと追加してしまった場合、予算を超えてしまう可能性があります。
自身に合う車を購入するためにも、事前に見積りや試乗をおこなった上で、よく検討するようにしましょう。
常に根強い人気がある印象の旧車ですが、果たしてブームはあるのでしょうか?もしブームがあるとしたら、そのブームに終わりがあるのか気になるところですよね。
下記の記事では、旧車のブームや人気の理由を、さまざまな視点から解説しています。ぜひ、あわせてご覧ください。
【まとめ】旧車っぽい新車が欲しい!まずは心惹かれる一台を見つけてみよう!
この記事では、旧車っぽい新車が欲しい方のために、現在も新車の流通がある車を5つ紹介しました。
旧車やレトロな見た目の自動車には、なんとも言えない懐かしさや愛嬌がありますよね。旧車に興味はあるものの、古い中古車がネックになる方も少なくありません。
そんなニーズを叶えてくれるのが、本記事で紹介した”旧車っぽい新車”です。ぜひ、この記事を参考に、あなたにピッタリの車を探してみてくださいね。
なお、本記事で紹介した車の中には、製造が終了してしまった車種やマイナーチェンジされたモデルも含まれています。気になる車がある場合は、お近くの車両販売店などに確認してみましょう。