あなたは「旧車が好きで購入したいけどデメリットはあるのかな」「既に所有していて買い替えを検討した方がいいのかな」と思っているのではないでしょうか。
古い車を購入したいという方は、事前に旧車について、良い面ばかりだけではなく、悪い面も詳しく知っておきたいはずです。
そこで本記事では、年式の古い車を所有するデメリットを7つお伝えしています。以下が今回紹介するデメリットですよ。
年式の古い車を所有するデメリット7つ
- 自動車税が増税になる
- 車検費用が高くなる
- メンテナンスの回数が多くなる
- 修理費用がかかる
- 自動車保険料が高くなる
- 買取価格への影響
- 塗装が弱い
この記事を読めば、古い車を所有するデメリットと維持するオススメ方法が分かります。ぜひ参考にしてみて下さいね。
Contents
年式の古い車を所有するデメリット①【自動車税が増税になる】
まずはじめにお伝えする、年式の古い車を所有するデメリットは「自動車税が増税になること」ですよ。
自動車は初年度登録からの経過年数や車種によって、以下のように増税されますよ。
普通自動車 13年経過で15%増税
軽自動車 13年経過で20%増税
ディーゼル車 11年経過で15%増税
増税にならない車はハイブリッド車、電気自動車であり、プリウスやリーフなどが代表的な車ですよ。
年式の古い車を所有している方や、これから購入を考えている方は何年で増税になるかをシュミレーションしておきましょう
年式の古い車を所有するデメリット②【車検費用が高くなる】
次にお伝えする年式の古い車を所有するデメリットは「車検費用が高くなること」が考えられます。以下の2つが理由ですよ。
車検費用が高くなる2つのこと
- 重量税の増税
- 修理箇所、部品交換の箇所が多い
古い車にかかる重量税や自動車税は以下の表のとおり、13年・18年以上経過することで重課されますよ。
古い車にかかる重課税 | ||
13年以上経過 | 18年以上経過 | |
自動車税 | 約15%重課 | |
重量税 | 約39%重課 | 約54%重課 |
トータル | 約154%重課 | 約169%重課 |
年式の古い車は走行距離も長いため、部品が劣化で交換が必要な場合もあります。
走行距離が長くてもメンテナンスがしっかりされている車であれば、車検費用が高額になることは避けられるかもしれませんよ。
古い車を所有しているか方は、こまめなメンテナンスをすること、購入を考えている方は車の車両状態をチェックすることをオススメしますよ。
年式の古い車を所有するデメリット③【メンテナンスの回数が多くなる】
3つ目にお伝えする年式の古い車を所有するデメリットは「メンテナンスの回数が多くなること」が考えられます。
古い車は部品の劣化や寿命で、部品の交換が必要になるかもしれません。
年に1度のパーツ交換をすればいい車もあれば、車の状態により1年に何度もメンテナンスが必要になる車もあると考えられます。
古い車で走行距離が少なかったり、年式が比較的新しかったりしても、車両の状態によっては劣化が進んでいることがあるでしょう。
そのため、年式の古い車を購入する方は走行距離や年式をチェックするだけでなく、メンテナンスがされている車かをチェックする事をオススメしますよ。
年式の古い車を所有するデメリット④【修理費用がかかる】
4つ目にお伝えする年式の古い車を所有するデメリットは「修理費用がかかること」が考えられます。
年式の古い車は、故障が起きると修理費用が思っていたよりもかかってしまう可能性があります。
エアコン、エンジン関係、オイル漏れなどが最も多い修理箇所であり、思わぬ修理費用が起きてしまうでしょう。
部品の生産が終了していると、同型車両の現存数が少なく調達が困難になるため、パーツを仕入れる費用が高額になるかもしれません。
車は定期的な点検をすることで、長く乗ることができたり、修理費用を抑えたりできるので、少しでも異常を感じたらすぐに車屋さんへ相談することをオススメしますよ。
年式の古い車を所有するデメリット⑤【自動車保険料が高くなる】
5つ目にお伝えする年式の古い車を所有するデメリットは「自動車保険料が高くなること」が考えられます。
古い車の場合、補償額が高額になる傾向にあり、保険料が高くなったり、保険の加入自体を断られたりしてしまうかもしれません。
また、加入した場合の毎月の保険料は、補償金額の条件があるため年間の保険料が高くなる傾向にありますよ。
事前に、毎月の支払金額や受け取れる補償額がどのくらいなのかを、保険会社に確認しておきましょう。
ちなみに、インズウェブでは複数社の保険見積もりを無料で行なえますよ。以下の記事を併せてご覧くださいね。
年式の古い車を所有するデメリット⑥【買取価格への影響】
6つ目にお伝えする年式の古い車を所有するデメリットは「買取価格への影響」が考えられます。
車は新車から3年以上経過すると、買取価格が下がってしまうため、下取りの査定額の影響が出てくるでしょう。
「年式がどのくらい古くなると下取り額が変化するの?」と気になる方は、以下の車両の経過年数ごとの下取り金額の表を参考にしてくださいね。
経過年数ごとの下取り金額の推移(※) |
|
新車から経過した年数 |
下取り金額の推移(新車を100%とする) |
1年 |
70% |
3年 |
60~70% |
5年 |
40~60% |
8年以上 |
0~5% |
上記の表を見ると、新車から1年経過しただけでも、新車価格の70%に下取り金額が下がることが分かるでしょう。
「だいぶ古い年式だから値がつかないかもしれない」という場合でも、廃車買い取り業者では、部品として買い取ってくれるかもしれませんので連絡してみてくださいね。
年式の古い車を所有するデメリット⑦【塗装が弱い】
最後にお伝えする年式の古い車を所有するデメリットは「塗装が弱いこと」が考えられます。
古い車はボディの塗装がすでに劣化していたり、錆が発生しやすかったりするでしょう。
また、雨や雪、風や鉄粉の影響を受けると、劣化が進んでしまいますよ。
特に、「ウォータースポット」や「イオンデポジット」は、古い車が影響を受けやすい現象なので、メカニズムについて詳しく知っておく必要があります。
年式の古い車を所有するなら、維持費を見積もっておこう
これから年式の古い車を所有するなら、年間維持費がどのくらいかかるのかをシミュレーションしておくことが大事ですよ。
好みの車両を手に入れたとしても、予想以上に維持費がかかって手放してしまう方も少なくありません。
以下の5つの維持費内訳をもとに、どのくらいの年間費用を準備しておけばいいのか調べてみてくださいね。
車にかかる維持費の内訳5つ
- メンテナンス代
- 自動車保険料
- 税金
- 燃料費
- 車検費用
古い車や旧車にかかる維持費をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を併せてご覧くださいね。
【まとめ】古い車に乗るなら、年間維持費を節約する方法を知っておこう
本記事では、年式の古い車を所有するデメリット7つと維持する方法についてお伝えしてきました。
古い車を所有する方の中には「あこがれのクラシックカーにこれから乗る」という場合もあるでしょう。
古い車をはじめとするクラシックカーは、新車や現代車に比べると、パーツを調達する費用がかかるため年間維持費が高額になるケースがありますよ。
クラシックカーを長く乗るためにも、以下の記事で紹介している、年間維持費を節約する方法を活用してみてくださいね。